クロッキーとデッサンの違い

こんにちは。ウリボウです。

12月9日(日)に人物クロッキー会に参加してきました。今年の東京展ではバレリーナを描いた作品を出しましたが人物表現が全然だめだったので、もっと描けるようになりたい!…ということで、陰影を強くしたりカラーで描いてみたりいろいろやってみました。

が、我ながらまだまだ修行が足りないぞ。

さて、そんなこんなで今日はクロッキーとデッサンの違いをざっくりご説明しようと思います。

クロッキーとは

クロッキーというのは対象(モデルやモチーフ)を短時間で描くことを言います。だいたい2分~5分とか、10分、20分くらいで描くのですが、対象の形や陰影等をすぐ認識して描き起こす、いわば速写です。

デッサンとは

デッサンは1時間、3時間、6時間とか長時間じっくり描くものなので、対象の質感や画面内の空間(奥行)、パースペクティブ(遠近感・対象の形状も)を表現することが大事になってきます。

某美大の実技試験前日に描いたデッサン。試験当日、モチーフの一つがタワシでラッキーだったことを覚えてます。

両者は目的が違う

時々、デッサンは対象を見たまま描けばいいという方がいらっしゃるのですがそれは違います。人間の目は白と黒のコントラストが強いものが手前に見える性質があるので、たとえば奥に色が濃いものがあっても薄くぼかして、手前の対象物の陰影を強くするといった計算が必要です。画面内に自然な立体感を出すためには輪郭線を強く描かないことも重要です。輪郭線が手前に見えてしまうと奥行がなくなって平面的な絵になります。人間の目の錯覚を考慮した描き方をする必要があるのです。

逆にクロッキーの場合は対象の形を描くこと、つまり輪郭線を描くことが主な目的になります。デザインやイラストの現場ではよく「パース(ペクティブ)が狂っている」ということがあります。これは対象の形が不自然なときに使う言葉ですが、クロッキーは対象の形を正しく描く練習として有効です。

まとめ

小難しく思われたかもしれませんが、私個人としてはクロッキーもデッサンも「絵を描く」という同じ行為なので単純に楽しいものです。ただいろいろな人がいるもので、同業のデザイン関係者で絵に興味がないタイプの人から「まだそんなことやってるの!?」と言われたことがあります。まあ、その人にとっては苦行だったのかもしれないんですけど。絵が描けなくてもPCが扱えれば仕事ができる世の中なので仕方がないかなーと思いつつ、デザイン関係者で話が合う人がほとんどいなくてちょっと寂しいんですよね。なんか愚痴になっちゃいましたね、すみません。

それでは今日はこのへんで。