会場はクラブっぽい感じ。照明を落としてスモークを焚いて…実は以前にもAdobe Maxに参加したことがあって、その時はビッグサイトだったんですけど会場の作りはほぼ同じでした。今後もコンセプトは変えないんでしょうかね。
最近はネオンカラー印刷が流行ということでUVライトを当てると発光する印刷物や、金銀のトナーが使えるプリンターの紹介をしているブースが目立っていたように見えました。特殊印刷は面白いのですが普段の仕事で使う機会はあまりないですね。ゲームメーカーにいたときはホログラム印刷とか箔押しもやりましたけど、たいていはそこまでお金をかけることは少ないんじゃないかと思います。
特殊印刷といえば、先日のetoさんの個展ではレトロ印刷で作った素敵な作品があったりご自身の名刺にネオンカラーを使っていたりと楽しそうだったので、私も個人の制作で試してみようと思います☆
etoさんおススメのレトロ印刷→JAM あそびかたろぐという印刷見本帳を注文しました。サンプルを実際に見てみないとね。
印刷に関する話は改めて書こうと思うので今日はこの辺で。
話をAdobe Maxに戻して、次は参加したセッションのこと。
・DTP・印刷業界の定番教科書『DTP&印刷スーパーしくみ辞典』MAXスペシャル。仕事に役立つ情報をここでゲット!
→主にAdobe PostScriptの歴史と最新技術の紹介でした。が、一番驚いたのは画像の入稿カラーモードが今はCMYKからRGBに移行しているとのこと。確かに印刷物で使用したデータをWebでも使うのは普通になったので当たり前の流れと言えばそうか。でも入稿画像の形式がepsからpsdでも可になったときぐらいの衝撃はありました。詳しいことはいずれ改めてブログに書きます。
・もう難しくない!カンタンに3D作成が可能!イメージカンプを10倍速く作るDimensionの活用事例
→ゲームメーカーにいたときに、Shade3Dという3DCGソフトを使ってゲーム機のレンダリング画像を制作していたりしたのですが、それのAdobe版といった感じです。Shade3DはIllustratorとの互換性があまり良くなくて、更にいちいち数値を入力しないと正しいデータが作れないということで正確性はあるのですが操作が複雑で面倒なのです。そこへいくとDimensionはAdobe製品なので互換性ばっちり。操作も直感的で使いやすそうです。
Dimensionには元々3Dモデルデータが用意されているのでカンプを作るには充分だと思いました。今日のセッションではオリジナルのモデル(ガラス瓶)をShade3Dで作って、obj形式(形状データ)に書き出してDimensionにインポートする方法を公開していましたが、IllustratorからShade3Dへの互換性は前述のようにあまり良くないのに比べてShade3DからDimensionへの互換性は問題がないようなので、うまく活用したら良い作品ができそうです。さっそくDimensionをインストールして試してみたいと思います。ただ…Dimensionの提供が始まって1年ほどということで突然サービスが終了しないかどうかは少し気になっています。Museの前例があるので。
全体的には楽しいイベントでした!もう少し会場内のブースが増えたらいいなとは思いますけど業界の最新情報を得る機会として来年以降もチェックしたいと思います。