[クライアントの気持ち]デザインがカッコいいかどうかではなく、そのデザインによって売上が伸びたかどうかで評価します。

[クライアントの気持ち]デザインがカッコいいかどうかではなく、そのデザインによって売上が伸びたかどうかで評価します。

2018年11月21日

↑10年程前、当時取引をしていた某ファストフードチェーンのプロモーション担当の方がおっしゃっていた言葉です。

デザインに詳しくない方だと「カッコいい」「かわいい」でデザインを選ぶことがあるかもしれません。ですが、デザインの本来の役割は情報を提供する側と受け取る側の間に立ってコミュニケーションを円滑にすることです。

例えば、イベントの告知チラシを作るときは場所と日時の文字サイズを大きくしてメリハリをつけたり、入場無料か有料か、出展するお店や団体はどれくらいいるのか、会場案内図をチラシに入れるか別紙で配るか、イベントに参加することでどんなメリットがあるのかなど、情報を一つずつ検証して掲載の優先順位をつけます。

また全体のイメージは、お肉のイベントなら鉄板でステーキを焼いている写真を入れようとか、その写真は肉汁たっぷりでつやつやしている(シズル感がある)ほうがいいよねとか、ハンドメイド品のイベントならメインカラーを暖色系のパステル調にして柔らかい雰囲気を出そうとか、ビーズやビジューのキラキラしたイラストを使おうとか、チラシを見た人がすぐに内容を理解できるような構成を考えます。

どんなにカッコいいデザインでもその内容が伝わってこないのであれば良いデザインとはいえないと思います。なかにはそれを逆手にとったプロモーション方法もありますが、基本は受け取る側にとって見やすい・読みやすい形にまとめること、その情報の魅力を印象付けるイメージ写真やイラストを効果的に使う方法を考えることが大事ですし最終的に売上に繋がると信じています。

今はインターネットでデザインサンプルやテンプレートが簡単に手に入りますよね。もしご自分でデザインする機会があったときは、上記を参考にしてみてくださいね。