こんにちは。ウリボウです。
2018年9月3日に開業届を提出してからもうすぐ2年になります。今日はこれまでのことを振り返って思いつくまま書いてみます。
手探りで始めたフリーランス生活
最初はすべてが手探りで、人脈を広げるためにセミナーや交流会に参加したりポートフォリオをたくさんの企業にお送りしたり、こうやってブログを書いてSNSも使って・・・思いついたことはどんどん実行してきました。
その他具体的にどんなことをしたかについては、こちらに書いています。
そのなかで上手くいかなかったことや辛かったこと、腹の立つこともありましたけど、良い出会いもたくさんあって現在は途切れずにお仕事のご依頼をいただけるようになりました。
フリーランスとしてどうやって活動していくかというのは個人の性格や気質によるところが大きいかもしれません。私の場合はSNS等のインターネットを使ったアピールは全然ダメです^^;
でも直接売り込みにいった場合はその企業からリピートでご依頼をいただいたりしているので、対面でお話をさせていただくほうが性に合っているんだと思います。(トークは上手くないんですけどね。)
独立のタイミング
私はフリーランスになった時点で40歳を超えていて、独立のタイミングがとても遅かったんですね。
同業者はたいてい30代のうちに独立してフリーランスになるかデザイン事務所を設立するという流れで、会社に残った場合はデザイナーからアートディレクターへ移行して若手を指導・育成する方向に進むことが多いです。
私自身は社内での立場からアートディレクターになる道は見えなかったこともありますが、自分の手で作りたい気持ちが強くこのままデザイナーとしてやっていきたいと思っていたので、会社に居続ければデザイナー生活は維持できると考えていました。
ただ、その一方で新しいことにチャレンジしてみたい気持ちもありました。会社にいれば普通に仕事はやってくるし対外的にも会社が守ってくれるけど、その支えがなかったらどうなんだろう?一人でもやっていけるのかどうか試してみたい。。。
デザイナーとして華々しい実績がない自分にとっては厳しいことだとわかっていました。だからやってみたいと思っていても行動には移さずにいたのですが、40歳になったときにふと思ったんですよ。「このままの生活で将来後悔しないだろうか」って。
昔から「やらない後悔」よりも「やった後悔」のほうがいいと思って行動して、失敗もしたけど上手くいったこともたくさんあったのに、ここ10年以上は守りに入ってたなと。
40歳(50歳の場合もあるのかな)を人生の折り返し地点って表現しますよね。折り返したら見える景色は同じ。それはちょっとつまらないし新しい景色も見たいと思ったんですよね。
そんな感じでどんどん独立思考は強くなり、1年後には開業届を提出していたのでした。
家族の反応
フリーランスになると決めた時に考えたこと。まずは家族の了解を得なければ。
我が家は結婚以来共働きで生活費は折半です。どちらが何を支払うかざっくりと決まっていて、夫は住宅ローンの支払いとリフォーム代の貯金・外食費等を担当、私は光熱費等各種支払いと家での食費を担当しています。
フリーランスになったら最初の数年はジリ貧だろうから今まで通りに生活費を出せるかわかりません。でも急に夫の負担が増えるとなったら申し訳ないし。。。
私は自分が担当している生活費の1年分の額を貯金から下ろして生活費の口座に振り込み、その上で夫に対し「まずは1年、好きにさせてほしい」と伝えました。フリーランス1年目にまったく稼ぐことができなかったとしてもその間の生活費は出しますので、と。
夫は「好きなことをやったほうがいい」という考えで反対はしませんでした。以前、夫が転職するときに私が反対しなかったのでそのお返し的な意味もあったようです。
さらに「貯金は下ろさないで取っておいた方がいいと思う」「僕が何とかしてもいい」とも言ってくれたのですが、私としても筋を通したいので最終的に私の提案でやってみることになりました。
会社の人達の反応
独立するときに「上手くいかないからやめておけ」と反対されたというエピソードはよく聞きますが、自分に関しては誰からも言われませんでしたねえ。。。
たぶん、同僚や上司から独立を反対された人というのは、成功する可能性があると思われたんじゃないかと思うんですよ。だから足を引っ張ってやろうという人が出てきたんじゃないかな。これが親御さんだったら本気で心配してるからだと思うんですけどね。
私の場合は周囲の反応はあっさりしたもので「ああ、そうなの」くらいの感じでした。まあ、みんな興味ないよね。
ただ、良くしてもらっていた一部の方々には、少しがっかりさせてしまったかもと申し訳なく思いました。それでも独立後は仕事を依頼してくださったりして本当にありがたく思います。
フリーランスになる時に気にしていたこと
デザイン業界は若くして活躍している人がたくさんいるので、私のような年季の入った人間は扱いづらいと思われて相手にされないかも・・・と、少し気にしていました。みんな若手と仕事をしたいんじゃないかと思ったり。
新しく何かを始めることに年齢は関係ないとは言え、急に不安になる時もあります。
でも取り越し苦労でした。実際は私の適性や経験に即した仕事はあって、例えば”30代〜40代の女性向け”商品の広告やパッケージ制作でお声がかかったり、過去に飲食店の販促物を手がけていた経験から菓子店のチラシ制作を依頼されたりと、ちゃんと需要はあるんだとわかりました。
考えすぎずにやってみることは大事ですね。
まとめ
フリーランス生活2年目も、まだまだ手探りなことは多いです。それでも徐々に仕事が増えて収入も上がってきているので、行動した分の結果は出ているんだと思います。
何事も実際にやってみると自分の考えが浅く狭いことに気付きましたね。想像で物事を決めつけないでどんどん体験してみること。3年目からもそんな感じで行こうと思います。
それでは今日はこの辺で。