[デザインの練習]Photoshopのフィルターで遊んでみよう!

[デザインの練習]Photoshopのフィルターで遊んでみよう!

2019年5月6日

こんにちは。ウリボウです。

連休中はPhotoshopを使っていなかったのでちょっとリハビリをしようと思い、手元にある画像を加工して遊んでみました。Photoshopのフィルターとレイヤー効果でお手軽にアートっぽい作品を作る方法です!

素材を準備する

使用した画像はこちらの2点。上野動物園で撮影したハシビロコウと、クレパスで適当に描いた鯉の絵。ハシビロコウは光の加減で白っぽいし鯉の絵はただの落書きだから単体では使えない…じゃあ組み合わせたらどうかなー?

ハシビロコウの画像を加工しよう

ハシビロコウの画像をPhotoshopで開きます。画像モードはRGBカラーのままで。CMYKカラーに変換してしまうと一部のフィルターが使えなくなってしまいます。

Photoshop画面上部の「フィルター」をクリックするとその下に項目が出てきます。矢印を「フィルタギャラリー(G)」まで移動させて、もう一度クリックします。

フィルターをかける前に元の画像を複製しておくと失敗したときにやり直しがしやすいですよ。

「フィルタギャラリー(G)」の画面が表示されます。フィルターの種類がたくさん出てきますが今回は「粗いパステル画」を選びました。画面右側に詳細設定の項目がありますがここは適当で。見た目で自分が気に入ればOK!

レトロな雰囲気になりました。

「フィルタギャラリー(G)」の画面右上の「OK」をクリックして元の画面に戻ります。ハシビロコウの加工はここで一旦ストップ。

鯉の絵を加工しよう

次に鯉の絵です。こちらは「ステンドグラス」「テクスチャライザー」「はね」を1回ずつ重ねてみました。フィルターをかけた画像にさらにフィルターをかけることで面白い模様ができましたよ。

和風の背景素材としても使えそうです。

ハシビロコウと鯉を組み合わせよう

ハシビロコウの加工済画像の上に鯉の加工済画像を重ねてみます。ここからはレイヤーでの加工になります。

鯉の加工済画像をレイヤーの効果「オーバーレイ」・不透明度70%に設定します。不透明度は数値が低くなるほど薄くなり下のレイヤーの画像が透けて見えるようになります。

単純に画像を重ねただけだとよくわからない。

さて、2つの画像を重ねてみたものの…ハシビロコウがどこにいるかわかりづらいですね。主役なので目立たせたい!ということでパスツールを使ってハシビロコウの輪郭を切り抜きます。切り抜いたハシビロコウ(単体)をレイヤーの一番上に移動させて全体をチェック。ハシビロコウ(単体)が浮いているし目立っていません。ここでハシビロコウ(単体)にもレイヤーの効果を色々試してみました。

ペンツールでハシビロコウの輪郭をなぞりパスを作ります。「パスの境界線」でなぞったラインを選択し、背景を削除します。
背景を削除し単体となったハシビロコウをレイヤーの一番上にした状態。イマイチなのでレイヤー効果を使って加工することに。

ざっくりだけど完成!

そんな感じで、難しい技術がなくてもPhotoshopのフィルターとレイヤーの効果だけでアートっぽい作品ができました。ベースが黄色だと秋っぽいのでブルー系のパターンも作ってみましたよ。この画像に文字を組み合わせればポストカードにもなります。ちなみにこの記事の一番最初の画像はCDジャケット風に仕上げたものです。

ハシビロコウ単体のレイヤーを4つに複製し、それぞれに違ったレイヤー効果を付けた状態。
ブルー系にアレンジしてみました。

Photoshopは触っているうちに慣れるもの

ここまで、ざっくりとした解説で「わからない」と思うかもしれません。でもPhotoshopは触っているうちに慣れるものなので、自分が撮影した写真を組み合わせて「このフィルターをかけたら面白い!」「写真の組み合わせを変えたら同じフィルターでも全然違うものになった!」と、発見を楽しんでいるうちに使えるようになると思います。教本で勉強する方法が一般的ですが、そこに載っている加工例は初心者には結構難しいと思うんですよ。私がかつてそうだったのですが、教本通りに加工ができなくてPhotoshopに苦手意識を持ってしまったので、そうなってほしくないなーと思うのです。ただ、基本操作と用語を覚えるためには教本を持っておいた方がいいですね。

それでは今日はこの辺で。