こんにちは。ウリボウです。
以前のブログで文芸美術国民健康保険(文美国保)について少し触れました。文美国保は文芸、美術及び著作活動に従事している個人事業主が加入できる健康保険です。
私はこのたび第3号被保険者から第1号被保険者へ変更になるので文美国保への加入について検討することにしました。
いきなり結論
これまでの経緯を先に説明しますね。フリーランスになるときに開業初年度の収入に不安があったのでまずは夫の扶養に入って第3号被保険者になったのでした。(個人事業主でも第3号被保険者になることは可能です。)
そして今年、ありがたいことに収入がアップし夫の扶養から外れることになりました。
そういうわけで今後、国民健康保険か文美国保のどちらが良いか(お得か)という観点で検討したのですが、結論から申し上げますと今は国民健康保険でよさそうです。私の場合は。
文美国保と国民健康保険の違い
国民健康保険と文美国保の大きな違いは[文美国保:収入に関わらず一律/国民健康保険:収入によって保険料が変わる]です。
国民健康保険は居住地によっても保険料の差がありますが、それを考慮しても収入の多い人は文美国保のほうがお得になる可能性が高くなります。
文美国保の保険料と加入条件
文美国保の保険料は、1人月額 19,900円。これに満40歳から60歳の人は介護保険料が1人月額 4,300円かかるので合計すると月額 24,200円です。
ただ文美国保への加入条件として組合加盟の美術系団体の会員になる必要があります。そのため上記の保険料に美術系団体の年会費を12で割った金額を乗せたものが、実質的な文美国保の1ヶ月の保険料になります。
組合加盟の各団体について、文美国保のホームページには電話番号とFAXしか載っていないため会費や資格条件をこちらにまとめました。 [フリーランスと文美国保]加盟団体の会費や資格条件をまとめてみた
私は日本美術家連盟の会員ですが年会費は17,000円です。これを12で割って文美国保の保険料に足すと25,617円。
もし国民健康保険料が月額25,617円以上なら文美国保のほうがお得ということになります。
国民健康保険料を試算してみる
では次に現在の収入から国民健康保険料を確認します。こちらのサイトを参考に試算しました。
結果は、月額24,338円でした。文美国保よりちょっと安いですね。
というわけで私の場合は国民健康保険のほうがお得のようです。来年もう少し頑張って収入を上げたら再度文美国保を検討しようかなと思ってます。
文美国保の注意点
文美国保は元々保険料が安いことがメリットだったのですが、上記の金額を見てもそれほど安いという印象はないですよね?
それもそのはず、ここ数年で少しずつ保険料が上がっているんです。
- 2016年:保険料 月額17,200円/介護保険料 月額3,700円
- 2017年:保険料 月額19,600円/介護保険料 月額4,000円
- 2020年:保険料 月額19,900円/介護保険料 月額4,300円
この先も値上げはあるかもしれませんね。。。
まとめ
フリーランスになるときに決めていたのが「なるべく早く扶養から出る。そして文美国保に入る!」でした。
今回の検討で文美国保にはまだ早いことがわかったのでさらに収入アップを目指すとして、今よりも文美国保の保険料が値上がりするようであれば根本から見直しが必要かもしれません。
また進展があったときはご報告したいと思います!
それでは今日はこの辺で。