[フリーランスと健康]高額療養費制度について

[フリーランスと健康]高額療養費制度について

2022年1月16日

こんにちは。ウリボウです。

昨年11月に婦人科系の病気で入院したのですが、入院費用が結構かかったため高額療養費制度を利用したんですね。その時の手続きなどをまとめました。

フリーランスは自分でやらないといけないことが結構あります。会社にいれば誰かが教えてくれることも、自分で調べて行動しないと損してしまうかもしれません。

高額療養費制度とは

病院や薬局で一ヶ月に支払った金額が自己負担額※を超えたときに、その超えた分を給付してもらう制度です。

支払った後に申請をして超過分を給付してもらう方法と、事前に「限度額適用認定証」を発行してもらうことであらかじめ自己負担額内の支払いで済ませる方法があります。

※自己負担額は前年度の所得を元に算出されます。所得が高くなるほど自己負担額もアップします。

参考:高額療養費|相模原市

限度額適用認定証とは

一ヶ月の医療費が高額になったときに「限度額適用認定証」を病院に提出すれば、自己負担額を支払いの上限とすることができます。

先述しましたが「限度額適用認定証」を持っていない場合でも後から申請することで自己負担額を超えた分が支給される仕組みになっています。

ただ、後から戻ってくるとはいえ高額な費用を先に支払うのは結構きついですよね。国保の場合、申請書類が送られてくるのは診療月から約3ヶ月後ということで、それまでにお金が必要になったり、申請をうっかり忘れてしまったりという可能性がなくもない・・・ので、先に「限度額適用認定証」を用意するほうがいいと思いました。

限度額適用認定証の発行手続き

国保の場合はお近くの役所にて。国保以外の方はそれぞれ加入している健康保険組合で手続きができるはずです。

役所での手続きに必要なものはコチラ↓

  • 療養を受ける人の国民健康保険被保険者証
  • マイナンバー制度における本人確認書類(番号確認書類及び身元確認書類)※運転免許証で大丈夫
  • 世帯主の本人確認書類のコピー※申請者が世帯主本人なら当然不要
  • 限度額適用認定証の申請書※市区町村によって書式が違うので要確認

上記を窓口で提出すると、住所・氏名等の確認とマスクを外しての顔確認をされた後、窓口の担当者が前年度の所得を役所の別部署へ電話確認をして自己負担額を決定し、すぐに「限度額適用認定証」を発行してもらえました。10分もかかりませんでしたよ。

この「限度額適用認定証」を病院に提出すれば退院時に精算してもらえます。

外来費は21,000円以上が対象

入院費と外来費は計算が別になります。外来費については一ヶ月の支払額が21,000円を超えた分が合算対象になるそうです。私は7月から月に1回通院して毎回の支払いが1万円前後、11月は3回通院しましたが21,000円には届かず・・・病状や検査内容にもよりますが、ハードルはなかなか高いような気がします。

ちなみに複数の医療機関を受診したときに同じ月なら合算ができる場合があるなど、高額療養費制度の適用には他にも色々ありますが今回は割愛します。

外来費の計算などはこちらのサイトに詳しいことが載っているので気になるかたはどうぞ。

高額療養費の対象外

例えば個室に入った場合のベッド代や、入院着などを病院からレンタルした場合の費用は高額療養費の対象外です。あとは検査も保険適用外のものがあったりして地味に自己負担が増えました。(必要なことだから仕方ないんですけどね。)

私は個室に入っていたのですが、手術後数時間おきに点滴や体温のチェックなどで看護師さんが部屋に出入りしていたので、これが大部屋だったら他の患者さんの迷惑になったかもしれません。まあ、性格的に一人のほうが気が楽というのもあって個室でよかったなと思っています。

医療費控除について

高額療養費制度で支払い額が軽減されたとはいえ年間を通して10万円以上の医療費がかかってしまいました。ということで次に考えたのは医療費控除の申告です・・・が、医療費控除については確定申告が終わってからまとめようと思います。

まとめ

入院・手術というとお金がかかるイメージですが高額療養費制度を利用することでかなり負担を減らすことができました。フリーランスにとって健康とお金の管理はとても大切なので、制度をうまく利用していきたいですね。

なお、私の体調は回復しておりますのでお仕事のご相談はお気軽にどうぞ!

それでは今日はこの辺で。

※後日談アップしました。[フリーランスと健康]高額療養費の調整額?医療費控除に影響はある?